.dev の特徴
.dev は Google Registry が運営する新世代のジェネリックTLDで、2019年に一般公開されました。「Developer(開発者)」や「Development(開発)」を連想させる名称から、ソフトウェアエンジニア・プログラマー・OSS開発者を中心に急速に普及しています。Google 自身も web.dev や v8.dev など公式ドキュメントサイトで活用しており、「.dev = エンジニアのドメイン」というブランドが確立されています。
.dev 最大の技術的特徴は、HSTS Preload List に登録されており全ての .dev ドメインでHTTPSが必須になる点です。ブラウザは .dev ドメインへのHTTP通信を自動的にブロックするため、SSL証明書の設定は必須です。これはセキュリティを重視する開発者コミュニティの価値観と一致しており、信頼性の高いエコシステムを形成しています。
どんなサイトに向いているか
エンジニアの個人ポートフォリオ・技術ブログ・開発者向けプロダクトのランディングページ・OSSプロジェクトのドキュメントサイトに最適です。「自分はエンジニアである」ということを端的に示したい場合、firstname.dev や githubhandle.dev のような形式が特に人気を集めています。
企業の開発者向けドキュメントや技術ブログにも .dev は自然にフィットします。技術的なブランディングを重視するスタートアップや、DevRel を強化したい企業にとっても魅力的な選択肢です。HTTPS必須という仕様上、セキュリティへの配慮を示すことにもなります。
SEO・SNS での印象
Google は .dev を通常のgTLDとして扱い、コンテンツとリンクプロフィールによってSEO評価が決まります。エンジニア向けの技術コンテンツであれば .dev ドメインがターゲット読者の共感を呼びやすく、Twitter(X)やGitHub、Zenn などのプラットフォームでのシェア率向上に貢献します。技術系のOGP画像と組み合わせると、「信頼できる技術情報源」という印象をSNSで強く打ち出せます。
取得時の注意点
- HTTPS が必須です。SSL証明書を設定しないとブラウザでアクセスできません。Let's Encrypt などの無料証明書を事前に準備しましょう。
- 年間費用は1,680〜1,840円程度と比較的リーズナブルです。
- Google Registry が管理しているため、安定した運用が期待できます。
- .dev は Googleのサービスと混同されやすい場合があるため、Googleブランドに近い名前の使用には注意が必要です。
- 個人ブランドとして使う場合、本名や使い慣れたハンドルネームをそのまま使えるか事前に確認しましょう。
関連する TLD との違い
同じGoogle Registryが運営する .app はアプリ・SaaS向けでHTTPS必須という点は共通ですが、より一般ユーザー向けのサービスに使われます。.io はスタートアップ全般に広く使われる汎用テック系TLDで費用はやや高め、.codes や .engineer などのニッチなTLDもエンジニア向けに存在しますが認知度は .dev より低いです。エンジニアとしての個人ブランドや技術的なプロダクトには .dev が現在もっとも洗練された選択肢といえます。