.app の特徴

.app は Google Registry が運営する新世代のジェネリックTLDで、2018年に一般公開されました。Webアプリ・モバイルアプリ・SaaS プロダクトに特化したドメインとして設計されており、「Application(アプリケーション)」を意味する名称がそのままドメインに反映されています。Framer、Linear など著名なSaaSプロダクトが .app を採用しており、「.app = 洗練されたWebアプリ・SaaS」というブランドイメージが確立しています。

.dev と同じく HSTS Preload List に登録されており、全ての .app ドメインでHTTPSが必須です。ブラウザはHTTP通信を自動的にHTTPSへリダイレクトするため、SSL証明書の事前設定が必要です。この仕様は「ユーザーデータを安全に扱うWebアプリ」というブランドの信頼性と一致しており、セキュリティ意識の高さを示すシグナルにもなります。

どんなサイトに向いているか

Webアプリケーション・モバイルアプリのランディングページ・SaaS プロダクト・クラウドサービスに最適です。ユーザーが「アプリを使いたい」「サービスにログインしたい」という意図でアクセスするサイトには .app がもっとも直感的に機能します。

スタートアップが新しいSaaSプロダクトを立ち上げる際の第一候補として .app は非常に人気が高いです。プロダクト名.app という形式は短く覚えやすく、App Store や Google Play との関連をユーザーに連想させる効果もあります。また、企業が既存のコーポレートサイトとは別に、EC専用・ログイン専用ドメインとして .app を採用するケースも増えています。

SEO・SNS での印象

Google は .app を通常のgTLDとしてインデックスし、SEO評価はコンテンツとリンクによって決まります。HTTPS必須という仕様上、Google の「HTTPS推奨」ポリシーと完全に一致しており、技術的なSEO観点からも問題ありません。SNSでのシェア時には「プロダクト感のあるURL」として好印象を与えやすく、ProductHunt などのプロダクト紹介プラットフォームでも .app ドメインは注目されやすいです。

取得時の注意点

  • HTTPS が必須です。Let's Encrypt などで事前にSSL証明書を用意しておきましょう。
  • 年間費用は1,980〜2,100円程度と比較的リーズナブルです。
  • 人気のプロダクト名はすでに取得済みのことが多いです。早めの確保をおすすめします。
  • モバイルアプリのランディングページとして使う場合、App Store / Google Play へのリンクを目立たせる設計にすると効果的です。
  • Google Registry が管理しているため、安定した長期運用が期待できます。

関連する TLD との違い

同じGoogle Registryが管理する .dev はエンジニア・開発者向けのドメインで技術ブログやOSSプロジェクトに向きます。.io はスタートアップ全般に広く使われますが .app よりやや費用が高め、.tech はテック企業向けで企業ブランドとしての使いやすさがあります。ユーザーが直接使うWebアプリ・SaaS なら .app、エンジニア向けツールやドキュメントなら .dev という棲み分けが自然です。